海津大崎桜観光航海記

びわ湖トラスト会員有志が集まってヨットクラブを作ったのは4年前。運よく全長6m余りのヨットを譲ってくれる方があり10名くらいで共同所有することになった。クルーザーの免許を取得し、訓練を重ね4年目の今年4月、念願の海津大崎の桜の季節にびわ湖一周と四島巡りにチャレンジしました。写真と記録で辿る航海(湖?)記をご覧下さい。 詳細なレポートは ここをクリックして下さい
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山風湖浪 漣からびわ湖の風を読む

  「さざなみの…」と、始まる詞は滋賀、あるいはびわ湖の枕詞である。 この枕詞を目にし、耳にするとき、波静かな湖面を思い、 びわ湖は常に穏やかだと、誰もが想像する。 しかし、びわ湖もときには牙を剥くこともある。 恐ろしいのは北湖が牙を剥いたときだろう。 三㍍を優に越す三角波に襲われると小さな船はたまったものではない。 こんなとき、びわ湖を知る人は、緊急時以外は船を出さない。 元凶の一つが「比良颪」である。比良山の麓を走るJR湖西線では、 列車が転覆したことが度々あった。幸いに貨物列車だった。 もし客車だったらと思うとゾーとする。 南湖では「比叡颪」である。ヨットマンは「比叡颪」を嫌がりつつも、 風を読むトレーニングと言って、挑戦を続けるという。 この「風を読む」とは、 換言すれば変化を事前に知ることであり、 同時に変化に対応する手を事前に打つことだとも言えよう。 今、世界ではアメリカのトランプ大統領の嵐に右往左往している。 それはトランプの風が読めないからではなかろうか。 びわ湖の安全と発展を図るうえで 湖上は元より周辺の見えない風を、 「さざな...
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はっけん号とはどんな船?

◆ 北湖の激しい波にも強い優れもの ◆ はっけん号は全長18.9m、幅6.2m、総屯数36屯、 アルミ軽合金製の双胴船で長さの割に横幅が広く 横波に強い船型をしています。琵琶湖は内陸の湖 ではありますが周囲に1,000メートル級の山があ り、また日本海から北西部の低い山の上を通り湖 の南東部へ吹き抜ける風の通り道となっており、 複雑な風が時折強く吹きます。それにより1~1.5 mの高い波が発生します。海とは違い波長が短い ため小型の船は大きく縦揺れします。 はっけん号はこれらを考慮し、18メートルの長 さで波頭と波頭をまたぐべく設計され、また船首 が鋭くナイフのようにとがっていることにより水 切りが良く、北湖の大波を前方から受けても比較 的大きく上下することなく耐えることができます。 ◆ 調査機材プラス18名(含乗組員) を載せる湖上の研究室 ◆ 総トン数は36屯となっていますがこれは船全体 の容積が36tということで、1tは約2.83㎥、従っ て甲板下の船体部分と甲板上の建屋部分を併せて 容積が約101.88㎥あるということです。通常客船 でこの大きさだと50~70人程...
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農業は国の基幹 ~百人一首から~

日本書紀に近江遷都の記述がある。「天智6 年(667年)、中大兄皇子(天智天皇)は都を近 江に移した。『当時、あらゆる近江百姓(おうみ たから)は遷都を願わず、これを風刺する者が多かった。童謡(わざうた)も多く、また連夜のように火災がおこった』と。何故、百姓を「タカラ」 と読ますのか。この疑問が私の頭から離れなかっ た。百人一首や万葉集にヒントはないかと拾い読 みしているウチについに見つけた。我田引水だが、あった。天智天皇の「秋の田の かりほの庵の苫 をあらみわが衣手は 露にぬれつつ」である。 しかしこの歌は天智天皇の作ではないというがそ の理の説明はない。何時の時代でも食糧の自給は重要で当時の時代背景からも「農業は国の基幹」 と重視して、しばしば農民の仕事場を訪れ、農民 にも慕われるようになっていた天智天皇に感動し ていた藤原不比等が書記を編むにあたり「百姓を タカラ(宝)」と読ませ、天皇の想いを、自ら和歌に謳い託したのではないかと推論した。粗っぽ い推論ではあるが一応自己満足の境地に至たった。 古代から近江は稀な豊潤地であった。以上のこと か ら 三 日月知事の「近江平野は世界農 ...
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ビワイチは時計回りが順行!?

生まれてこのかた住民票は京都府か大阪府にしか置いたことがないが、心の中の故郷は滋賀県にあるように思われる。びわ湖の水の恩恵を受けているからであろうか? びわ湖を様々な手段で一周するというのがかねてからの夢である。大学に合格し新調した自転車で初の一周、貯蓄を崩して初めて買った車や河川調査や水採集に大学の公用車で幾度となく一周したが、そのほとんどが時計回りと記憶している。 そういえば電車で回った記憶が定かでないので、 正月休みを利用して現在、湖西線を北上している。 (つまりこれまた時計回り) いまだ果たしていな い手段が二 つ。一つは徒歩。所要日数・宿泊地など計画段階から楽しみである。もう一つがカヌーで水上を!いずれの手段も湖岸に寄り添って自然と風景を堪能できるのが魅力である。どちらかを反時計回りにしてみようか! さらに、海に面していない湖国は周囲を4府県に囲まれ県境はほとんどが山稜である。他府県の土を踏むことなく最大の面積で取り囲むのも挑戦し甲斐のある夢である。求む!この一風変わった道中を伴にしてくれる 喜多さんを(京都の弥次より) 宇治市 岩﨑 功志
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今井一郎先生が日本水産学会賞を受賞

びわ湖トラスト会員で北海道大学教授の今井一郎先生が、 平成28年度日本水産学会賞を受賞されました。 有害毒物とプランクトンの発生場所と発生防除に関する研究において卓越した成果を挙げ、 水産学の発展に大きく貢献した業績が高く評価されたそうです。 ご受賞おめでとうございます。 公益社団法人日本水産学会ホームページ   HOMEに戻る      
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3月18日 高島市で熊谷道夫氏講演「琵琶湖は呼吸する」~琵琶湖に棲む生き物たちの命の水は源流の森から~

※このイベントは終了しました。 第6回トチノキ発表会 日時 2017年 3月 18日(土) 13:00~15:30 会場 丸八百貨店3F 滋賀県高島市朽木市場838   プログラム ・巨木と水源の郷をまもる会2016年活動報告 ・講演 熊谷道夫氏 「琵琶湖は呼吸する」     ~琵琶湖に棲む生き物たちの命の水は源流の森から~   ※参加費無料。申込不要。当日会場へお越しください。 あらかじめ参加がお決まりでしたら、メールか電話にて下記までご一報ください。   お問い合わせ 滋賀県高島市朽木能家398 kutsuki-tochinoki@zd.ztv.ne.jp 080-3841-4252(巨木と水源の郷をまもる会事務局) 主催 巨木と水源の郷をまもる会 後援 高島市、針畑活性化組合、(財)日本熊森教会滋賀支部、NPO法人びわ湖トラスト   HOMEに戻る
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3月27日 国際シンポジウムISRLE公開講演(英語)のご案内

※このイベントは終了しました 第17回 ISRLE(河川と湖沼の環境に関わる国際シンポジウム)公開講演のお知らせ  期日:2017年 3月27日(月)  時間:10:00~13:00  場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス ラルカディア1階(R103) テーマ:"Towards Future Lakes: Integration of Limnology and Sociology" 講演者: (1) Hwang Soon-Jin (Professor, Konkuk University, Korea) (2) Li Renhui (Director, Professor, Chinese Academy of Sciences, China) (3) Urabe Jotaro (Professor, Tohoku University, Japan) (4) Kada Yukiko (President of Biwako Seikei Sport College, Japan) ※講演は全て英語で行われます ※このイベントは申込不要です...
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