琵琶湖の生態系を保全するプロジェクト(海と日本2021)
本年度公益財団法人日本財団にて採択されました。
詳細についてはまた今後お知らせの予定です。
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琵琶湖調査
はっけん号とはどんな船?
◆ 北湖の激しい波にも強い優れもの ◆
はっけん号は全長18.9m、幅6.2m、総屯数36屯、 アルミ軽合金製の双胴船で長さの割に横幅が広く 横波に強い船型をしています。琵琶湖は内陸の湖 ではありますが周囲に1,000メートル級の山があ り、また日本海から北西部の低い山の上を通り湖 の南東部へ吹き抜ける風の通り道となっており、 複雑な風が時折強く吹きます。それにより1~1.5 mの高い波が発生します。海とは違い波長が短い ため小型の船は大きく縦揺れします。 はっけん号はこれらを考慮し、18メートルの長 さで波頭と波頭をまたぐべく設計され、また船首 が鋭くナイフのようにとがっていることにより水 切りが良く、北湖の大波を前方から受けても比較 的大きく上下することなく耐えることができます。
◆ 調査機材プラス18名(含乗組員) を載せる湖上の研究室 ◆
総トン数は36屯となっていますがこれは船全体 の容積が36tということで、1tは約2.83㎥、従っ て甲板下の船体部分と甲板上の建屋部分を併せて 容積が約101.88㎥あるということです。通常客船 でこの大きさだと50~70人程...
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世界一美しい琵琶湖の渦 環流
夏になると、琵琶湖には世界一美しいと言われる渦が作られます。私たちはそれを環流と 呼んでいます。1925 年に神戸海洋気象台の人たちによって発見された環流は、その後、数 多くの研究者によって研究されてきましたが、あまり一般には知られていません。というのは、水の流れを人間の目で直接見ることができないからです。そこで、現代の計測機器を用 いて、環流の姿を多くの人々に知ってもらおうというプロジェクトが立ち上がりました。
用いたのは図1のようなフロートです。ブイの下に抵抗板と呼ばれる十字に組み合わせた白い板を吊るします。これに流れがあたると、その方向にブイは移動します。表面に出た棒の先端には位置を測定し発信するGPSとラッカーと言う装置をつけました。これによ って、インターネットからブイの軌跡を追跡することができました。ブイを投入したのは 8 月 13 日、回収したのは 8 月 15 日でした。その結果を図2に示します。ブイが時計と反対 方向にきれいに一周しています。かかって時間はほぼ 48 時間でした。これは 8 月における 環流の標準的な速さと一致しています。
お盆の催しとして...
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2014年までの湖底調査
自律型潜水ロボット淡探による2014年までの湖底調査についてはこちらをご覧ください。(旧HPへ移動)
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