H27年トチノキ開花観察会

 

H27/6/6(土) トチノキ開花観察会を開催しました。
⇒詳細は こちら、レポートは こちら をご覧ください。

トチノキ観察会
実施日:平成 27 年 6 月 6 日

トラストで実施される高島の朽木トチノキ観察会も4年目となり、恒例行事の1つとして定着しつつある。春の開花時期に合わ せて開催されるトチノキ観察会は昨年から始まり2回目だ。昨年からは大津市教育委員会に後援となっていただき、大津市内の小学校数校にチラシを配布。今回は逢坂小学校の反応が良く、申し込みが多かったのだが、残念ながら他のイベントと重なった から、と何組かのキャンセルが出た。

参加者はトラストのスタッフを合わせて約20名。生憎の曇り空で出発したのだが、現地に近づくにつれて雲行きはさらに怪しくなり、高島の辺りではとうとう小雨に。バスを降りると少々肌寒いくらいの気温で、皆慌てて軽く羽織るものを手に取 っていた。

雨の為、急きょ午前と午後のプログラムを入れ替えて行う こととなった。まずはトチノキクイズ 25 問。去年に引き続き春のガイド・講師として引き受けてくださった青木繁先生からの出題で、〇か×で答えるという形式。解説が後の問題の答えになっていたという先生のうっかりもあったが、 問題についてとても詳しい解説 が付き、話も面白い先生子供も思った以上に熱心に聴いていた。

その後はいよいよトチノキに会いに行く。外に出ると、雨はほとんどやんでいた。皆ストックを片手に、子供は長靴を履いて事前準備。結構な角度の斜面を子供はスイスイ、大人は重い足取りで 息を切らしながら歩いて行った。
朝の雨で道がぬかるんでいるかと思いきや、木々のさえぎりで地面は湿った程度。葉で滑るということもほとんどなく上ること が出来た。

先生のペースで時々止まっては解説が始まる。1つの種類の花びらの数は決まっているわけではない、とか、熊の皮をはぐ様子 など、普段我々が知らない世界を少し見せてくださった。観察会ということで、幹の周り、高さ、枝の広がりなどを計測。大きな木を間近で見た子供たちは計測よりも木登りする事の方に興味津々だったが、昔、このトチの実で飢えをしのいだという話、実がなるから伐採されることなく大きく育つことが出来たのではない か、という話を聞き、改めて大きな木を見上げていた。

下山したところにある日吉神社。そこのイモリに子供達はまた夢 中で様子をうかがったり、触れたりと楽しいひと時を過ごした。

アンケート結果としては、皆が 楽しかった、という回答。普段行けない場所を訪れたり、親子で触れ合う機会があるということも好評価につながったようで、また来たいと言ってくださる 親子もいらっしゃった。

今回予定になかったとち餅をクイズ正解者だけでなく全ての子どもに下さったガイドの河村さ ん、小松さんにも感謝したい。また、毎回助成金という形でサポートして下さる平和堂財団の方々にもこの場を借りてお礼申し 上げます。

定番の行事となってはいますが、参加者のアンケート結果を踏まえ、少しずつプログラムも変更しております。またの参加、そしてこれを読んで興味をお持ちになったお方の参加をお待ちしてお ります。 (文責  岡田)