理事長あいさつ

 

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※2023年5月28日(日)に旧大津公会堂で開催された総会で、福家俊彦氏(三井寺長史)が理事長に選任されました。

就任あいさつ

琵琶湖の声なき声に耳を澄ますこと。そして応答すること。それが「びわ湖トラスト」の取り組むべき仕事だと思っています。

初代理事長をお勤めいただいた山田能裕さんのお導きで理事の一人に加えていただきました。以来、自然科学の専門家や環境保全に地道に取り組んでおられる方々など、琵琶湖のために活動されている多くの方々に接する機会をいただき、そのお姿に感銘を受けてきました。くしくも今年の総会において理事長に就任することになり、あらためて決意を新たにした次第です

さて、琵琶湖あっての近江、滋賀県ですが、その現状は、決して楽観できる状況にはありません。琵琶湖をいかに次世代に引き継ぐのか、これが大きな課題です。このことを思うにつけ、いつも頭に去来するのは、滋賀県ゆかりの歌人・河野裕子さんの「たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり」という作品です。

近江は、琵琶湖とそれをとり囲む山々の恩恵によって人々の暮らしが営まれ、豊かな歴史と文化を育んできました。太古から人間の営為を支え続けてきた琵琶湖は、つねに言葉にならない様々なシグナルを発し続けてきました。私自身も琵琶湖の畔に生をうけた一人として、このシグナルを受け止め、静かに鎮もれる近江という「昏き器」に応えなければならないと思っています。

びわ湖トラストでは、JST ジュニアドクター育成塾をはじめ琵琶湖の未来を託す子供たちの教育や琵琶湖の環境保全活動に貢献してきた実験調査船「はっけん号」の廃船の危機を救うためクラウドファウンディングを実施しました。おかげさまで多くの方々のご賛同をいただき、目標を達成することができました。心より感謝いたします。

今後も一人でも多くの方々にご支援いただけるよう、いっそうの充実をはかり、微力とはいえ琵琶湖の良き未来のために挑戦していく所存です。どうか皆様方のご理解とご助力をいただきますようお願いいたします。

理事長 福家 俊彦


※2019年5月25日(土)に旧大津公会堂で開催された総会で、氏家淳一副理事長が理事長に選任されました。

就任あいさつ

この度、理事長に就任しました氏家です。びわ湖トラストも発足後10年を経て、昨年度より国の基本政策でもある将来の科学技術の競争力強化のための“ジュニアドクター育成塾”を引き受けるまでに成長しました。これは発足以来、琵琶湖の今を将来に引き継いでいくために実施してきた琵琶湖を学びの場として環境教育や調査事業が認められたことではないかと思います。同時に事業運営面でも5年前に認定を受け、かつ非営利組織評価センターからの評価も優れた評価をいただけるまでに成長しました。

この間、会員の皆様、役員の皆様、事業関係者の皆様には絶大なるご協力、ご援助を頂き感謝に堪えません。

今後、これらの教育を充実させていくと同時に、戦力である実験観測船を用いた調査に重点を置いた運営を行い、琵琶湖の良き環境を後世に残す事業を継続して実施すると同時に、将来の日本の科学技術に少しでも貢献できるように努力していきたいと思いますので、今後とも宜しくお力添えをお願いします。

理事長 氏家 淳一 ※2023年5月28日まで


世界最古の湖の一つであり、また我が国最大の琵琶湖がいま、死の湖へと、その階段を駆け下っていることをご存じでしょうか。自然破壊や環境破壊に加えて地球温暖化が琵琶湖にも多大な影響を与えているのです。しかし、どんなことがあっても琵琶湖を死の湖にしてはならないのです。何故なら地元滋賀県はもとより京阪神1400万人の命を預かる湖だからです。

そのため学会、経済界、スポーツ界さらに宗教界や一般市民の心ある人たちに集まっていただき、この程NPO法人「びわ湖トラスト」を立ち上げました。

NPO法人びわ湖トラストは、これ以上の悪化を阻止し、安全で美しい往年の豊かな琵琶湖を一日も早く取り戻し、次世代に安心して引き渡すため、誰もが手弁当で地道に活動を展開しています。そのためには一人でも多くの方々にのご支援ご協力があってこそ、はじめて目的を達成できるのです。

何卒、事情ご賢察たまわり絶大なご協力の程伏して願い申し上げます。

    理事長 山田 能裕 ※2019年5月25日まで
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