ワンダフル!トチノキの巨樹観察会in高島
H24年8月5日に、平和堂財団のご支援のおかげで、
127名の応募の中から34名の抽選で選ばれたラッキー
な親子で「トチノキ観察会」が開催されました。
応募者多数のため大津からバスで行く方に加え、現地に
直接集合する方を急遽ホームページで追加募集しました。
びわ湖トラストでは、昨年、高島市の朽木地区にある
トチノキの巨樹の保存調査を地元の皆さんの協力で行った
ところです。戦国時代から残されているトチノキの木
の巨大さと大切さや森と人の歴史を多くの子供さんたちに
感じてもらおうとするものです。
現地集合の平良ふれあいセンターから登ること約40分。
小学校低学年の子には、暑い山登りは辛かったかな。
それでも、息を呑むようなトチノキの巨樹にふれ、元気復活。
子供だけで幹周りを手でつないだら、何と14人でやっと
1周り。谷側に立った子供の頭より、山側の子供の足元が
上に来ていました。また樹高計で計ったら約30mもありました。
同センターにもどり、氷で冷やしたキュウリを生かじりしたあと
お昼は、初体験の鹿肉や野菜をバーベキュウスタイルでおいしく
頂きました。
その後県立朽木いきものふれあいセンターに車で移動。
虫捕り体験をしました。30分もしないうちに、40種類ほどの
いきものが見つかりました。虫を怖がる子供に代わり、
親がいきいきするのが愉快でした。「絶対、虫は触れない」と
言っていた子供も、最期にはイモリをペットにできるほどの
たくましい成長ぶり。観察した後は元通りに開放しました。
さすが、同所長の青木先生のいきもの指導は巧みでした。
最期にトチノキの皮で草木染を体験して4時前に解散しました。
「案内してもらわなかったら、漠然と自然を眺めるだけでした」
「何もかも親子で初体験。とても楽しかった」
日焼けに加えて、親子の笑顔がまぶしい真夏のイベントでした。
また、お山にきてください。
当日の様子は下記のスナップ写真でご覧ください。
文責 NPO法人びわ湖トラスト理事 山内 陽子