2013-10-19(土)、びわ湖トラストの恒例行事となったトチの木観察会が行われました。今回は中牧地区の巨木林観察を、平和堂財団様と共催、「巨木と水源の郷をまもる会」様、「県立朽木いきものふれあいの里」様の後援を得て行われました。この写真は中牧地区の巨木の下での記念撮影です。
8:30 大津駅前を出発、バスはレインボー道路経由、鯖街道に出て北上、熊谷事務局長のガイドでびわ湖、比良山系などのお話をうかがいながら坊村(ぼうむら)でトイレ休憩。間もなく安曇川支流の針畑川に沿ったくねくねまがった山道に入り走ること約40分、10時過ぎに目的地の朽木・山帰来(くつき・さんきらい)に到着。
地元の皆様から歓迎のごあいさつと、水源、トチの木などについてのご説明をいただいた後、いざ、出発となりました。
まずは、杉林の中のなだらかなアプローチ、元気いっぱい出発しました。今回のパーティーは親子ずれ、主催者(平和堂、びわ湖トラスト)のスタッフ、地元のガイドさんに加えて中国湖南省からの留学生9名が参加し、総勢30名強。大まかには3班に分かれて、それぞれガイドさんに守られて山に入っていきました。リーダーさんの掛け声で、時々休憩を交えながら、ゆっくりしたペースで進みます。
10分ほど歩くと、突然、急な山道に入ります。斜面を垂直に上るのも大変ですが、写真のように急斜面に沿って斜めに歩くのも大変です。滑らないようにそろそろ進みます。
出発して約1時間、とうとう樹齢200〜500年のトチの大木が林立する緩斜面に到着しました。
ここで、思い思いの場所を探してお弁当をいただきました。お弁当は地元の皆さんが丹精を込めて作ってくださった手作りのもの。作ってくださった方の温かみが伝わってきます。
たくさん歩いた後のお弁当は本当に美味しかったです。昼食後それぞれにトチの木を観察したり、写真を撮ったりして楽しみました。その後、このページの最初に掲載した記念の集合写真を撮影しました。
お弁当を食べたトチの林の中に面白い形をしたトチの木がありました。学生さんたちは天然の額縁だと喜んで写真を撮っていました。
無事下山、出発点の日吉神社にお礼の参拝をして、ご案内いただいたスタッフさんと留学生の記念撮影。ついでに主催者代表、かわいい小学生も交えて山帰来にいたぞという存在証明の作成をしました。
本日の仕上げは山の木を使ったナイフ・スプーン造り。スタッフさんの指導を受けながら丁寧に磨き上げます。最後に、それぞれが完成品のお土産を持って、にっこり。
心配されていた前日からの雨も山帰来に到着する頃には上がり、午後は太陽も顔を出してくれるという好天に恵まれました。このレポートのように、関係各位のご指導、ご援助により、下は小学校1年生から、上は70歳超のシニアまで、参加者一同楽しく、意義のある一日を過ごすことが出来ました。改めてお礼を申し上げます。